テニスの「全仏オープン」において加藤未唯(かとうみゆ)選手が失格になったいきさつで世界がざわついていますね。
加藤選手がコート外に戻そうとしたボールが少し強すぎて、ボールガールの頭を直撃してしまったことで、それが危険行為とみなされ失格になりました。
加藤選手も前のセットを取られて、アドレナリンが少し多い状態だったのかもしれませんが…
一旦は、審判からの厳重注意で終わっていたのですが…
対戦相手のマリエ・ブズコバ(チェコ)とサラ・ソリベストルモ(スペイン)が執拗に審判に抗議して失格にしてしまったのです。
この失格の決断を下したスーパーバイザーと、執拗に審判に抗議した相手選手に対して、世界から避難の声が集まっています。
そこで今回は、「加藤未唯海外の反応は?失格をアピールした選手は性格悪い!」というテーマを取り上げます。
今回の件に対して海外からはどんな反応が出ているのか?
そして対戦相手の2人の選手はどんな選手なのかについて徹底調査でお届けしていきます。
I'm glad to hear that you are doing well and continue to Volunteer as a Ball Girl. It makes me very happy to hear this. I hope you enjoy the gift that I got you, and I look forward to seeing you again! Wishing you the Very Best! pic.twitter.com/EvCg6M8zSw
— Miyu Kato / 加藤 未唯 (@miyukato1121) June 9, 2023
加藤未唯全仏女子ダブルス失格で海外の反応は?
加藤未唯 ボールガールにボールぶつけ失格、
全仏OP女子ダブルス3回戦<全仏オープン>
恐らくテニス経験者なら9割以上は
これで失格とか可哀想すぎるって思うし
もうドンマイとしか言いようがないwwwww。
次、頑張ろう!!!!! #全仏オープン#テニス #加藤未唯 pic.twitter.com/ZaSDBSlLO0— Shiny(シャイニー) (@Shiny0207) June 4, 2023
今回の件に対して加藤選手はボールが当たってしまったボールがあるやパートナー、チームのサポーターに対してTwitter上で謝罪をしています。
I would like to sincerely apologize to the Ball Girl, my partner Aldila&Team, & my supporters because of today’s unfortunate mishap. It was completely unintentional.
As a result, I am penalized by RG by forfeiting my prize money & points. I appreciate all your continued support!— Miyu Kato / 加藤 未唯 (@miyukato1121) June 4, 2023
海外の反応は?
海外の反応は加藤選手に同情するとともに、加藤選手を失格にした主審とスーパーバイザーの対応に対する批判、そして加藤選手を失格するように進言した相手の選手に対する批判がほとんどです。
世界の反応を見ていきましょう。
Insane decision. I really feel sorry for you 😔 but a lot of players (except Marie and Sara obviously) are supporting you ✊️
— Alize Cornet (@alizecornet) June 4, 2023
I’ve lost every respect for those two women for pushing the default. So disappointed. It was not a good look.
— Trudy Seivwright MD (@SeivwrightTrudy) June 5, 2023
Yes exactly. Tennis is built on sportsmanship and this was not shown by the opponents today. Extremely concerning and their smiles during the disqualification was even more sinister. The tennis Gods will do what they do for their future. Kato you have all our support for you
— InRBwetrust (@inJRwetrust0419) June 5, 2023
I have never heard a player request that the opponent disqualified. And their giggling when it was announced is sickening. Marie and Sara are disgraceful
— Praben (@BenPrimaNY) June 5, 2023
We need to get rid of all ball girls and women line judges. To occupy one of these privileged positions and not be able to keep your eye on the fk-g ball is ridiculous. After they finish squirting a few tears they turn out fine while the player’s life is changed dramatically.
— David Nietzsche (@DavidNietzsche6) June 5, 2023
このように、SNS上に見られるほとんどの論評は、加藤未唯選手を擁護するものであり、相手の2選手を批判した内容です。
ボールパーソンは泣き過ぎ?
悪いのは審判と選手。
でも子供のボールパーソンは廃止にしたら?
ルール以外に子供が泣き続けているからペナルティって言い分は変よ。
あの少女も流石に後味悪いよね。
11歳〜15歳の少年少女が選ばれるそうだけど、プロ選手が人生をかけて140km超えの球を打つコートに子供を置くのも危険じゃない?— ラ☆セーヌのママ (@jkcnbYsAyETkEFK) June 8, 2023
子供のボールパーソンが泣き過ぎだという意見もあります。
対戦相手のマリエ・ブズコバとサラ・ソリベストルモが抗議したのも、「泣いてるじゃないの」という言葉が入っていました。
子供のボールパーソン廃止論までいってしまうのでしょうか?
ボールパーソンが男だったら問題にならず?
「ボールガールが5分くらいで泣き止んでいれば問題にならなかった!」
加藤未唯選手が 審判とスーパーバイザーから失格の宣告を受けた時、このように言われたそうです。
つまりボールガールが15分も泣き止まなかったので、このまま何もしないわけにはいかなかった。
それが理由で加藤選手は失格になってしまったというわけですが、さすがにこれには驚きですね!
でも「やっぱりな!」と思うのは私だけではないかもしれません!
プロテニス選手協会は不当処分と声明
今回の失格騒ぎに対して、プロテニス選手協会(PTPA)が「失格の処分は不当で不均衡で不公平」とする声明をSNSに投稿しました。
そして、失格処分によって剥奪された賞金とランキングポイントを回復させる必要があるとしました。
失格の処分そのものは覆らないものの、賞金とランキングポイントそして加藤未唯選手の名誉は回復されそうですね。
それにしても、その後のミックスダブルスで加藤未唯xティム・プッツ組が優勝しました。
本来であれば前の試合で失格になった選手は、その後の試合にも出場できないのがルールです。
それが出場しているということは、主催者側も気を使ったのでしょうが、それならば失格を取り消したうえでのミックスダブルス出場にするべきではなかったのでしょうか?
賞金とポイント返還の訴えは却下!
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失格の処分撤回はできないにしろ、賞金とポイントの返還を求めていましたが、その両方とも却下されたようです。
こちらのインスタグラムで以下のように報告しています。
失格になるべきはソリベストルモとブズコバだった?
ここで一度ルールを紐解いてみましょう。
- プレイヤーはウォームアップを含む試合中、ポイントを追求する場合を除き試合会場内で暴力的、危険、あるいは怒りを持ってテニスボールを叩いたり蹴ったり投げたりしてはならない。
➡この項目に関しては加藤選手の行動は「不注意だった」と認めざるを得ない。
一方で。
- 選手は審判の判断に影響を与えることができない。
と記されていることから、審判の判断に影響を与えたソリベストルモとブズコバこそがルールに違反している。
ということも言えるのではないでしょうか。
加藤未唯の失格をアピールした選手は性格が悪い?
It wasnt intentional. It wasn’t even hard. The fact that Marie & Sara look like Tattletales here is embarrassing. What a sore way to win. And smiling? They should have been fair pic.twitter.com/mSIbCRBkWo
— Sensible (@missensibilty) June 5, 2023
上記で見たように、今回の失格劇に対する相手選手の対応が大きく、問題視されています。
対戦相手のマリエ・ブズコバ(チェコ)とサラ・ソリベストルモ(スペイン)の2選手が、加藤選手の失格が決まった後、笑っていたということも大きく取り上げられているようです。
この2人の選手はそんなに性格の悪い選手なのでしょうか?
マリエ・ブズコバ(チェコ)とサラ・ソリベストルモ(スペイン)がどんな選手なのか調べてみましょう。
マリエ・ブズコバ(チェコ)はどんな選手?
この事件の後のマリエ・ズブコバ選手の釈明のコメントがありますのでそれをご紹介しておきます。
このようにあくまでも審判の判断であったことを強調したコメントを出しています。
マリエ・ズブコバ選手はこのコメントを出したがために、炎上に油を注いだ形になっています。
マリエ・ブズコバは2020年スポーツマンシップ賞受賞者
失格が加藤選手に伝えられているのを見て笑っていたマリエ・ズブコバ選手は、最もスポーツマンシップに則ってプレイした選手としてWTAから2020年の「カレン・クランツキー賞」を与えられていました。
一部の記事では、スポーツマンシップ賞のことが伝えられ、リエ・ズブコバ選手は今後そのような賞を取ることはないだろう。
と結ばれています。
加藤選手の失格が決まった後 ”ほくそ笑んだ” 瞬間が物議
加藤選手とインドネシアのアルディラ・スーチャディ選手の失格が決まった後、審判に抗議をした対戦相手のマリエ・ブズコバ選手とサラ・ソリベストルモ選手。
二人がほくそ笑んだ瞬間が動画で残っていて、多くの敬意が失われたと言われています。
仮にそういう笑顔ではなかったとしても、外から見ていると良い気分ではありませんね!
マリエ・ズブコバのプロフィール
- 名前:Marie Bouzkova(マリー・ズーブコバ)
- 国籍:チェコ
- 居住地:アメリカ
- 生年月日:1998年7月21日(24歳)
- WTAランキング:33位
- 利き腕:右利き
- 身長:180cm
- 体重:70kg前後(身長から予想)
サラ・ソリベストルモ(スペイン)はどんな選手?
サラ・ソリベストルモ選手は1996年生まれの選手で、2021年の東京オリンピックでは、女子シングル・ダブルスの2種目に出場しています。
シングルスの結果は3回戦敗退、ダブルスでは2回戦敗退となっています。
2022年には全豪オープン女子ダブルスでは準々決勝で敗退し、ベスト8という結果はグランドスラムのダブルスでは自己最高の成績でした。
2022年全米オープンでも準々決勝で敗れはしたものの、同一シーズンで2度目のベスト8の成績を残しています。
最近は上り調子であったのなら、なおさらフェアプレイを通して欲しかったですね!
サラ・ソリベストルモ選手もマリエ・ブズコバ選手と同様に、失格が決まった瞬間 ”ほくそ笑んだ” ところが指摘されていて海外ファンからも批判を浴びています。
サラ・ソリベストルモのプロフィール
- 名前:Sara Sorribes Tormo(サラ・ソリベス・トロモ)
- 国籍:スペイン
- 出身地:バレンシア州カステリョン県ラ・ヴァイ・ドゥイショー
- 生年月日:1996年10月8日(26歳)
- WTAランキング最高位:シングルス35位・ダブルス40位
- 利き腕:右利き
- 身長:176cm
- 体重:69kg
失った賞金の寄付募るも集まったのは4万足らず
加藤選手が失格によって失ったのは、女子ダブルス3回戦敗退でもらえるはずだった2万1500ユーロ(約337万円)とランキングポイントでした。
その上、金額は非公表ですが罰金もいくらか払わされているようです。
そこでアメリカ人のM・ローズという人が、寄付サイト「gofundme」で寄付運動を始めたそうです。
「加藤選手への罰が厳しすぎると思った人は、覆すにふさわしい金額を寄付して!」と失った賞金の補填を目的に寄付を呼び掛けたのでそうです。
開始から3週間経った6月30日時点で集まった金額は272ドル(約39,000円)だそうです。
私が考えても、寄付を募るのはちょっと違うかなと思ってしまいます。
寄付のサイトはこちら「Mローズ募金活動」
加藤未唯海外の反応 まとめ
A “Special Thank You” to Everyone for the vast amount of support!
I Achieved My Goal! You lifted my spirits so I could refocus and play my Best!
In times of darkness, may a glimmer of shining light guide you to achieve your Ultimate Goal! Stay Positive & Never Give Up!
Miyu Kato pic.twitter.com/fPNYQz3Wzv— Miyu Kato / 加藤 未唯 (@miyukato1121) June 8, 2023
今回は加藤未唯が全仏OPENにおいて、失格になった経緯に対する海外の反応をまとめてみました。
そして、加藤選手の失格を審判にアピールした相手の選手についても調査してみました。
加藤選手は日本人らしく、意図しないことであったとしても発生してしまったことに対しては謝罪をしています。
一方で相手の選手は、自分だけの責任ではないと開き直る姿勢を見せています。
この辺りは本当に民族性の違いを感じてしまいます。
また、ボールが当たっただけで泣き出すボールガールについても問題視されていますね。
それらの反応は全く正当なものだと私は思っています。
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