高梨沙羅スーツ違反チェックはなぜジャンプ前でなく後?ルール規定を徹底解説

suitcheck スキージャンプ
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北京オリンピック新種目のジャンプ混合団体で日本の高梨沙羅がスーツの規定違反で失格となったことが大問題になっています。

高梨沙羅選手がスーツ違反を指摘されたのは第1回目のジャンプを飛び終えた後のことでした。

103mの会心のジャンプだっただけに、ショックはいかほどか?

なぜジャンプの前でなく後に指摘されなければならなかったのか?

そこにどんなルールがあるのか徹底調査してみました。

 

高梨沙羅スーツ違反チェックはなぜジャンプ前でなく後?

通常選手はジャンプ台でスタート前に検査を受けます。

ところが飛んだ後も抜き打ちで検査がある場合があります。

その場合主にチェックが入りやすい所が腰回りだそうです。

抜き打ちで飛んだ後のチェックがある以上、前か後かの議論は無駄なのかもしれません。

スキージャンプでは接戦になった場合、スーツの性能が勝敗を分けることが少なくありません。

以前は少しでも多くの浮力を得るためにダボダボのスーツを着ていた印象がありますが、今は規定が明確化され体にフィットしたサイズを使うことが決められています。

明確化といっても、基準の数値が明確化されたのみでその検査は検査官の感覚に頼ったものなので、依然としてグレーな部分は残っていると思われます。

その規定とは女子の場合は体に対して2cm から4cmのゆとりが許容値となっています。

それ以上のゆとりがあった場合は違反となります。

しかし、飛ぶ前にそのことが指摘されていたならば対応ができて、こんな問題にはならなかったはずです。

 

ルール規定を徹底解説

競技の公平性を保つためルールは年々厳しくなってきました。

基本的には選手はスタート前にジャンプ台で検査を受けますが、短い時間で一人の検査官が担当するため見落としもあります。

腰周りを測られるときにお腹を膨らませて服と体との隙間を埋めて誤魔化すという噂もあるそうです。

日本のチームや選手がずるいことをやっているとは思いませんが、各国とも違反すれすれを狙っていることは事実なんです。

日本のチームは、2018年のピョンチャン五輪の前にノルウェー人スタッフを雇い入れ、スーツの開発に関する最先端の知見を取り入れています。

さらに試合前には縫製の微調整も行なっているほど気を使っているのです。

ギリギリを狙っているがために、きっちり検査されるとどの国も危うくなるのは事実のようです。

 

SNS 上では高梨選手に同情の声!

 

 

 

 

高梨を失格にした判定員の言い分

今回高梨選手を始め、女性選手5人を失格にしたポーランド人判定員のアガ・ボンチフスカ氏が判定の正当性を主張しました。

同日の失格者は、高梨選手のほかにダニエラ・イラシュコシュトルツ(オーストリア)、カタリナ・アルトハウス(ドイツ)、シリエ・オプセト、アンナオディネ・ストロム(ともにノルウェー)の計5人でした。

そして、高梨選手の失格について言及し。

「彼女たちには申し訳ないという思いもあるし、五輪という大舞台で失格を伝えるのは難しいこと。

それでも、違反があればそういう判断をしなければいけない。

そして、今回の違反は1cmや2cmの問題ではなく、見ただけで違反は明らかだった」とも語りました。

今回日本チームは、スーツの太もも周りが2cmほど大きかったと発表しましたが、それはひいき目に見てのことだったのでしょうか?

さらに「選手には守らなければならないルールがあり、自分の仕事はルールを守ることです。

もしルール違反があれば、残念ですが今回のようなことが起こりうるのです」

と、ルール違反を正当に判断したと主張しました。

 

判定員の暴露!

さらにボンチフスカ氏が言及したのは・・・。

ボンチフスカ氏は「個人戦ではすべての選手がチェックされるわけではなく、逃げきった人もいます」と暴露もしています。

それは明らかな不公平ではないのか?

そういうことがまかり通る競技っていったい何なんだと思ってしまいます。

 

検査のルールが突然変わった?

今回の最大の疑問は、5日前に行われた女子個人戦で今回失格した5人とも同じスーツを着ていて失格になっていなかったことです。

今回関係者から出された検査上の問題点としては以下のことが挙げられます。

  1. 通常ではマテリアルコントローラー(道具検査員)は男子種目には男性、女子種目には女性が担当しているが、今回は女子種目に突然男性コントローラーが介入した。
  2. 通常の測定では選手は腕を30cmほど横に離して待つが、当日は腕を頭の上に置いたままだった。
  3. 通常は、検査は1人で行うがこの時はなぜか3人だった。

以上の問題点が各国の大会関係者から出されています。

 

高梨沙羅スーツ違反チェック まとめ

ジャンプの混合団体は世界選手権では2013年から実施され、高梨もチームに加わった日本が初代王者に輝いています。

2015年と2017年には銅メダルを獲得しています。

近年は海外チームの女子のレベルが向上し、2019年と2021年の大会においてはメダルを取ることができませんでした。

大きめのスーツが浮力を得られることは分かっているため、ギリギリのサイズを狙っていて選手が痩せると服と体の間の隙間が大きくなるということもあるわけです。

いずれにしても、今回の件は世界中で「茶番」と評され、今後も北京五輪の汚点として残っていくことでしょう。

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